\ Follow me /

英国の老舗ブランド、トリッカーズのカントリーブーツのレビュー

シューズ

11月も半ばというのに、まだまだ日中は汗ばむような陽気が続いておりますね。

東京はここ暫く雨も降らず天候に恵まれ、絶好の散歩日和でございます。

今回はそんなお散歩のシーンにもバッチリマッチする英国の老舗ブランド、トリッカーズのカントリーブーツについて筆を取らしていただきたく。
コーヒー片手に、新宿御苑や万博記念公園といった、開放的な空間にあるベンチで暇つぶしに読んでもらえるとこれ幸い!

トリッカーズとは

トリッカーズとは、1829年にイギリスにてジョゼフ・トリッカーが靴のブランド、トリッカーズ(Tricker’s)を創業したのが起源となっており、創業者の名前がそのまま会社名になったのです。

イギリスでの最古のシューメーカーともいわれており、イギリスを代表する由緒正しいブランドです!

創業180年越えですよ!そろそろ歴史の教科書に載ってもいい位歴史が古い!

約2世紀も続いている、歴史ある老舗メーカーというだけでテンションが上がりますな!

そんな歴史あるメーカーが作る靴は、今なお英国で生産しているのです!
工場のあるノーサンプトンは、靴の製造工場が多くある地域で、1904年に工場が稼働して以来現在も生産拠点として稼働!

なんと!100%!メイド!イン!ノーサンプトン!MADE IN UK!
現代まで工場がイギリスで稼働しているってやばくないですか!
昨今の円安の影響で価格の高騰もやばくないっすか!

さらにさらに、1人の職人さんが一足の靴を作り上げており、全工程を担っている!
私の親戚に靴職人がいるのですが、勿論他の工程の知識はあるものの、基本的には分業していると伺っております
資本主義の到来により、大量生産による低コスト化が促されている中、逆行した生産体制を維持する拘りっぷりには感服致した!

製造工程におけるトリッカーズの魅力のひとつが、”ベンチメイド”という手法だ。靴の製造は、工程によって担当を分けるのが一般的。ところがトリッカーズの場合、1足の靴に対して1人の職人が最初から最後まで手がける。同じ職人が同じ「ベンチ」に座って靴を作り上げるさまがベンチメイドの由来だ。一流の職人が、200を超える工程をこなして生み出された1足には、確かな責任と魂が込められている。(一部、トリッカーズの靴には個体差があるという声もあるがこのあたりが影響しているのかもしれない。) そしてもちろん、製造技術の高さだけでは一流の革靴とは言えない。皮革には生後6ヶ月以内の子牛の革、カーフスキンの中でも上質なものを厳選して使用、ソールにはオーク(広葉樹)の上質な皮を使用。選び抜かれた素材と熟練職人のベンチメイドによって作られた靴だからこそ実現できるトリッカーズクオリティ。

出典:https://otokomaeken.com/brand/26478

もひとつおまけに、皇室御用達ときたもんですわ!

Q
ロイヤルワラントとは?
A

イギリス王室である品物を5年以上寵愛されると、授けれる称号
ロイヤルワラント(英国王室御用達の証)


トリッカーズはバッチリ皇室のお墨付き、ロイヤルワラントを授かっているのです!
このロイヤルワラントを授かっているメーカーは非常に少なく、有名どころでいうと、ワックスドジャケットで有名なBarbour等の限られたブランドだけに与えられる由緒正しき称号

この箱についているマークがロイヤルワラントの証

因みに購入するとカッコいいカタログと、一足ずつ収納できる収納袋がついている。
購入者を喜ばせるこの気遣いは、まさに英国紳士と呼ぶに相応しい。

この手の付属品は嬉しいね

トリッカーズのカントリーブーツ、モールトン(MALTON)について

今回私が購入したのは、モールトンというカントリーブーツ!

モールトン(MALTON)

トリッカーズにはいくつか有名なラインナップがあり、モールトン、バートン等・・
そのあたりは公式サイトを見ていただくとして、今回私が購入したのは、定番のモールトン!
所謂カントリーブーツで、英国紳士がそのまんま田舎道を歩いていた際に履いていた靴。あとは狩猟の際に履いていたのでしょう。

悪路を歩くことを想定してか、ブーツに飾られた飾りは、傷を隠すためのもの

大きく張ったコバは、足を守る為ともいわれています。



ぱっと見エレガントで、都会に映えそうなこのブーツが真の力を発揮するのは実は森!
その想定される活用条件はやっぱり、自然の中!
フィールド魔法「森」を発動!カントリーブーツの見栄えが200ポイントアップだ!

この靴の使われていた歴史背景から察するに、ガシガシ履いて育てるのが正解か!?

お色は何色選ぶ?

モールトンには幾つか定番カラーがあり

  • マロン
  • エイコン
  • ブラック

これらの定番カラーの中で、私は今回マロンを選択!

この定番カラーはどれもいい色で、非常に悩んでの選択でした

エイコンと一生悩んだ末のマロン、その決め手は服に合わせやすそうだったからに他ならない!
というのもですね、エイコンを試着した際に、なんか足元が浮いているような気がしたのです
それは新品でピカピカだったということもあるだろうし、見慣れていないからなのかもしれない・・
トリッカーズデビューの際に、似合うかどうか心配な方はマロンかブラックを選ぶのがベターかもしれません!いうて!全部格好いいから心配はご無用ですが!(笑)
でもトリッカーズのカントリーブーツといったらエイコンだよな~(隣の芝生は青く見えるものだ)

筆者
筆者

正直どの色もとてもいい!普段の服装のイメージから選ぶのがベターか

ソールについて

ソールはダイナイトソールをチョイス!
レザーソールやビブラムソール等いろいろあるようですが、汎用性をとってこいつにしました。
レザーソールはスーパーカッコいいのだけど、ツルツルしちゃうから・・
ビブラムソールは頑丈だけど、見た目の印象も変わってきちゃうから・・
といった心配性の方は、両者の間の立ち位置にあるダイナイトソールを選ぶのがオススメ!

サイズ感

ラストは4497S

足のサイズ25,5㎝の私はサイズは7をチョイス!

6.5でも問題はないが、ちょっと余裕をもってのチョイス。

というのも、このカントリーブーツは薄手の靴下を合わせるよりかは、ウールなどの厚手の靴下を合わせるのが良いと思うんですよ

私のこの少し余裕を持ったサイジングは、モンベルの登山用の厚手の靴下をはいてもバッチリ決まるサイズ感です!

他の私が所持している、パラブーツやウェストンでは絶対履けないような靴下でも、しっかりと受け入れてくれます


と言っても、多少薄手の靴下でも滅茶苦茶余る感じはないので、参考まで。
この手のブーツを薄手の靴下で履く勇者はそんなに多くないとは思いますがw

エイジング記録

2022年11月に履きおろし、5回ほど着用してのエイジングはこちら↓

履き皺が入り始め、これからの成長が期待できますな!
記録はしっかり残していくつもりなので、乞うご期待!
しかし、下したてでもこのお姿だと、成熟したらどうなっちゃうのかしら・・
このブーツはエイジングがとても楽しいとも有名なので、気になる方はInstagramで検索してみると幸せになれると思う!

因みに履き下ろし時は、かなりガチガチ!

修業期間が発生することを覚悟されたし・・!

トリッカーズのまとめ

  • カッコいい
  • 長い歴史がある
  • 皇室御用達

いかがでしたでしょうか!質実剛健な田舎臭さにエレガントな雰囲気も漂うこいつは、散歩の相棒に最適ですな!
デメリットをあげるとすると、

最初は皮が硬い!修行が必要!
そして、値が張るということ!
しかしそれを差し置いても買うべき価値が此奴にはあると思います!

コメント