ここ最近でとても素晴らしいブランドを知ることとなったので、是非紹介させてほしい
モノづくりに対する拘りが凄く、ブランドを知れば知るほど興奮した
そんなブランド
出会いは上野のFreeport様にて
Workersとは?ブランド解説
Workers は岡山を拠点に活動する日本のファッションブランド
ワークスタイル・ミリタリー・トラディショナル等様々な分野の洋服を日夜作っている
この日夜というのがミソで、本当に日夜作っているのである
公式インスタグラム等で制作過程を見ることができるのであるが、朝から晩まで楽しそうに制作しているのだ
もともとは歴史あるファッションを紹介するHPから始まっている
モノづくりの拘りが凄まじい
代表:舘野高史氏の洋服への熱量はすさまじく、どこかのブランドに所属するのではなく、工場で製品作りを学ぶことが本質と考え、工場での修行を経験
その後自ら洋服作りに傾倒していくのだが、舘野氏は根っからの古着コレクター
自らのコレクションを解体し、製法を解析する大胆さと力強さを持ち合わせる
ある種の執念を感じる
そんな彼の作る服は自らが着たい服、着てもらって心地よい服だと私は考える
他のブランドで後一歩(例えば襟の立ち上がり、開き方)ここが何とかなればという、痒いところ・消費者のニーズをキャッチしてそこをしっかりと自社製品に落とし込む
材料選びだって余念がない、自らが納得のいく素材を選び、提携した工場と自らのパターンをもって何度も打ち合わせを行って出来上がる製品は、芸術の品
使用する材料選びについて
もう少しここについて詳しく
消費者のことをよく考えており、そのコストと最終価格への落とし込みがとても上手い
闇雲に高価な材料を使うのではなく、カットできるところはする、拘る所はとことん拘る、そんな匙加減
例えば
- デニムに関して
- 繊維から妥協したくないという思いから、自らアメリカの綿農家へ赴き交渉をする
- 素材に関して
- 高価なハリスツイード等の端材をうまく使う
- 安い時に大量に仕入れ、ここぞという時に投入する
デニムを作る為にアメリカの綿の仕入れ先まで行ったという話は、ひっくり返りそうになった
絶妙な価格設定
それだけ拘りがあれば価格は・・・という話だが、既に述べている通りここもとても上手い
- シャツ類
- 1万円~2万円
- ニット類
- 1.5万円~3万円
- ジャケット類
- 2万円~5万円
- パンツ類
- 1.5万円~3万円
拘りのある製品がセレクトショップ+αないし、同等かそれ以下で買える
それはやはり自分自身でプロデュースして、コストを徹底的に削減しているからであろう
応援しない理由がない
こんな方に見て欲しい、知ってほしい
Workersは正直言うと地味だ
しかしそれは表面上の話である
作られる製品はスタンダードな物が多く、飛び道具はない
ともすればおじさん臭いともいえる(トラディショナルなアイテムにありがちな話)
ただ、細部に宿る拘り・職人技・モノづくりへの思いを知ってしまったら、地味という感想は誤りであろう
むしろ、地味の反意語で言うならば派手、言葉を選ぶならば熱すぎる位だ
そんな大事にしたいブランドであるから、こういった方に知ってほしいと切に思う
- 洋服が好き
- 制作過程の物語も含めてモノの価値として認めたい
- 流行廃りでなく、自分の拘りのスタイルがある
こんな方にはとてもオススメのブランド故、興味があれば取り扱い店舗へ足を運んでみてほしい
そこの店員さんたちは喜んでWorkersについて熱く語ってくれるだろう(Freeport様で筆者も散々話し込んだクチ)
オススメのアイテムについて
ブランドアイコンとなるアイテムは何種類かあるのだが、所有している中でオススメのアイテムを幾つか
先ずは「Modified shirt」
BDが有名ではあるが、レギュラーカラーも素晴らしい
襟のロールの立ち上がりのバランスがとても良く、身体にフィットしすぎず、ダボつか過ぎずのバランスはお見事
オンスも5.5oz程と一年通して使いやすい
歴史あるオックスフォードシャツを意識しつつも、現代風にアップデートして使いやすく
お次は「ラグランコットンセーター」
極厚の天竺
Tシャツと同様の編み方をしているが、極太糸を何本も用いることで、とても厚みのあるセーターに
それゆえに暖かく、コットンだからこそのお手入れのし易さも兼ね備える
ニットだと億劫な場面、天気でもコットンだから気軽に手に取れて便利、おのずと使用回数も増える
汚れたら洗濯機へ、こちらも多忙な現代社会によくマッチしている
最後は「Walcott Jacket」
こちらは以下記事で紹介してます
他にもデニムなどオススメのアイテムは沢山ある
改めてWorkersは
- モノづくりに拘り
- トレンドに左右されず
- 良品を適切な価格で消費者に提供するブランドである
これを気に興味を持った方がいれば、これ幸い
応援してくれる人が増えれば、ブランドも盛り上がるだろう
ちょっぴり寂しいけどね
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